三井不動産リアルティ REALTY news

今回は「マーケット」をテーマにした新着記事をご紹介いたします。

マーケット PROPERTY MARKET TRENDS 2025年第2期
企業向け不動産 投資用不動産
賃貸オフィス 成功事例
REALTY PRESS

PROPERTY MARKET TRENDS
2025年第2期

住宅

首都圏の新築分譲マンション供給は月当たり1,000~2,000戸、
エリア別でも供給減と価格上昇が継続、
近畿圏では1,000~1,500戸で、契約率は順調。


首都圏の新築マンション

  • 2025年9月の供給戸数は1,908戸(前年同月比+4.3%)、平均売出価格、面積、単価は9,956万円(同+28.6%)、67.95m2(同+0.1%)、483.5万円/坪(同+27.6%)。月末在庫数は5,879戸で、初月契約率は54.4%(同-11.1pt)となっています。
  • 東京23区のエリア別供給戸数は542戸、平均売出価格、単価は13,764万円(同+27.7%)、688.7万円/坪(同+34.7%)。供給シェアは28.4%、初月契約率は53.3%(同-2.7pt)となっています。


近畿圏の新築マンション

  • 2025年9月の供給戸数は1,492戸(前年同月比+16.6%)、平均売出価格、面積、単価は5,142万円(同-12.0%)、53.49m2(同-0.1%)、坪単価は317.2万円/坪(同-2.1%)となり、月末在庫数は2,907戸で、初月契約率は78.2%(同-2.6pt)。供給戸数は2ヶ月連続で前年同月を上回り、初月契約率も70%台後半に達しています。


首都圏の中古マンション

  • 2025年9月での成約数は4,475件(前年同月比+46.9%)で11ヶ月連続の増加、坪単価は281.1万円(同+12.3%)で65ヶ月連続の上昇。成約価格は5,352万円(同+10.1%)で11ヶ月連続の上昇。専有面積は62.83m2(同-2.0%)で、在庫件数は43,850件(同-3.4%)と2ヶ月連続で減少しました。
  • 新規登録数は15,356件(同-5.2%)で3ヶ月連続の減少も、売出価格は5,867万円で前年より28.7%上昇しました。


首都圏の賃貸マンション

  • 2025年4~6月の賃貸マンションの成約数は35,728戸(前期:2025/1~3月比-18.0%)、東京23区のシェアは60.2%。
  • 分譲マンション価格の高騰により、賃貸マンションを選ぶケースが増加していますが、賃貸マンションでも相場上昇が見られることから、前期では商品水準を下げるケースが多く見られました。今期は面積水準、賃料水準共に引き上げられており、商品水準の回復が感じられます。


市場の動向

  • 首都圏での東京23区の供給シェアは、8月:53.0%→9月:28.4%と下がり、埼玉県と神奈川県での供給増が目立っています。東京23区の平均価格は概ね1.3~1.4億円と高額ですが、初月契約率も50~70%台の範囲にあります。
  • 価格上昇傾向にあるため、今後も供給数は減少の傾向が続くと考えられ、タイミングを遅らせて竣工後に販売する物件も多くなっています。スケジュールの変化が窺え、初月契約率は“低め”でも、販売現場全体では“まずまず好調”との評価がされています。
首都圏分譲マンション(販売戸数・在庫数・契約率・平均価格)


本編はこちら
REALTY INSIGHT
CRE戦略、不動産M&A、不動産査定に、プロの力を。不動産コンサルティングはこちら