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今回は「ホテルマーケット」をテーマにした新着記事をご紹介いたします。

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フォーブスの格付けに見る日本のホテルマーケット

 日本政府観光局によれば2025年6月の訪日外客数は約337万人、上半期(1~6月)累計は2,151万人と過去最速となる6か月で累計2,000万人を突破しており、2025年は過去最高の訪日外客数となる見込みです。

 一方、日本居住者の国内延べ旅行者数は、概ね3億人と言われます。直近の2024年、2025年は、観光支援策の終了や国内物価の上昇の影響で宿泊者数は伸び悩んでいますが、コロナ禍時期に比べれば旅行需要は大きく増加しています。

 このような状況下、国内外の富裕層の利用を見込んだハイグレードホテルが増えています。高級ホテルなどの格付けを行う「フォーブス トラベル ガイド2025」※によれば、ハイグレードホテルとして同ガイドに掲載されたホテル数は1,541軒。「五つ星」334軒、「四つ星」642軒、「推奨(おすすめ)」565軒、評価は毎年更新され、「四つ星」ホテルがホスピタリティを高めるなどして「五つ星」に格上げされるケースも多く見受けられます。

 同ガイドに掲載された日本の「五つ星」ホテルは13軒で、ザ・リッツカールトン、マンダリンオリエンタル、ザ・オークラ、パレスホテル、ザ・ペニンシュラなど、立地は東京都9軒、京都府2軒、大阪府・沖縄県各1軒で、海外の一流オペレータが運営するホテルが多くなっています。

 「四つ星」ホテルは、日本国内ではフォーシーズンズホテル、ホテル椿山荘、ホテル雅叙園、ホテルニューオータニ、帝国ホテルなどの国内資本を含む24軒で、立地としては東京都12軒、京都府6軒、大阪府3軒に加え、奈良県・栃木県・沖縄県に各1軒となっています。

 「推奨」ホテルは日本国内ではJR タワーホテル日航、sankara hotel & spa 屋久島、ウェスティン都ホテル京都、W大阪、東京ステーションホテルなど13軒、立地は東京都・沖縄県が各3軒、大阪府・京都府・北海道が各2軒、神奈川県(横浜)1軒となっています。またこの「推奨」ホテルにはニセコや屋久島のリゾートエリアも見られるなど、バリエーションも広がっています。

 「五つ星」が最も多いのはアメリカで79軒、次点の中国のほぼ倍、第3位のイギリスの約4倍です。

 日本とヨーロッパの4カ国イタリア、イギリス、フランス、スペインとで比較すると、日本は「五つ星」数、「推奨」数では4番目のポジションにありますが、「五つ星」に格上げされうる「四つ星」数は3番目と、フォーブスの格付けが「世界一の観光立国」としているフランスを上回っています。

 現在、世界的に隆盛にある「日本観光ブーム」は今後さらに高まっていくと想定され、併せて日本の無形資産ともいえるおもてなし精神(ホスピタリティ)も高評価を維持し続けるでしょう。それらを素地に日本は、海外・国内問わず、富裕層を引き込みやすい環境にあるため、今後もハイグレードホテルの進出は増えると考えられます。

※:権威ある五つ星の格付けシステムを世界で初めて導入したトラベルガイドで、60年以上にわたり世界の高級ホテルの格付けとレビューを提供

国・地域別 五つ星、四つ星、推奨 ホテル軒数
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