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今回は「マーケット」をテーマにした新着記事をご紹介いたします。

マーケット PROPERTY MARKET TRENDS 2025年第1期
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REALTY PRESS

PROPERTY MARKET TRENDS
2025年第1期

住宅: 首都圏の新築分譲マンションは高価格継続、近畿圏は好調
オフィス:社員の出社率の上昇につれ、空室率・平均賃料ともに好調
物流施設:中部圏・近畿圏・福岡圏で需要が活発化


住宅

東京都下、神奈川、埼玉でも平均価格が6,000万円以上と、価格高騰により契約率が低下、連鎖的に中古マンションの成約数が増加し、賃貸マンションの相場が上昇。


首都圏の新築マンション

  • 2025年5月の供給戸数は1,288戸、平均売出価格、面積、単価は9,396万円、66.95m2、463.1万円/坪。月末在庫数は5,871戸で、初月契約率は57.9%、前月比-8.4pt、2025年1月以来60%を割り込みました。
  • 東京23区のエリア別供給戸数は461戸、平均売出価格、単価は14,049万円、463.1万円/坪。供給シェアは35.8%、初月契約率は57.0%となっています。


近畿圏の新築マンション

  • 2025年5月の供給戸数は1,064戸、平均売出価格、面積、単価は5,813万円、58.57m2、327.5万円/坪。月末在庫数は2,621戸で、初月契約率は74.7%、前月比-2.3pt、前年同月比+6.0pt。5カ月連続で70%超えで、好調を継続。
  • 2025年2月、4月は首都圏以上の供給かつ、契約率70%以上と好調な推移を見せ、
    5月時点で大阪府下で単価が前年同月を下回るも、大阪市部、兵庫県下、奈良県など前年同月比+20%以上の地域も見られます。


首都圏の中古マンション

  • 2025年5月の成約数は、前年同月比+35.0%の3,841戸。成約物件の平均築年数は26.71年、成約価格、面積、単価は5,311万円(同+9.9%)、63.18m2(同-0.3%)、277.9万円/坪(同+10.2%)で、単価は61カ月連続で、前年同月を上回りました。
  • 新規登録数は15,636戸(前年同月比+3.6%)、在庫数は44,314戸(同-2.8%)と、在庫は13カ月連続で前年同月を下回っています。


首都圏の賃貸マンション

  • 2025年1~3月の賃貸マンションの成約数は43,607戸(前期:2024/10~12月比+39.0%)、東京23区のシェアは59.3%。
  • 地域別の平均月額賃料(前期比)は、東京23区11.3万円(-1.7%)、東京都下7.6万円(-3.8%)、横浜・川崎8.8万円(-2.2%)、埼玉県7.8万円(-2.5%)、千葉県7.7万円(-3.8%)、神奈川県下7.4万円(横ばい)。神奈川県下以外は前期よりも戸当たり2,000~3,000円低くなっています。


市場の動向

  • 首都圏の新築マンションの市場規模縮小が継続、特に東京23区物件の減少が大きく、供給は23区以外に広がっています。勢い、中古マンション市場は、新築マンションの供給減と高額化に伴い、成約数は増加していますが、価格上昇は顕著で、都心3区の平均は築23年・56m2で12,000万円以上と今後は購入可能層の減少による成約数減少が生じる可能性が高くなってきました。
  • 近畿圏の新築マンション市場は、供給量も安定し、価格的にも一般的な一次取得層が買える水準で、相場は上昇傾向ですが、当面は好調が続くと考えられます。
首都圏新築マンション(発売戸数・単価)


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